概要

−ICT×認知症予防「脳×元気®」プログラムとは?−

 従来の教室事業の経営資源やノウハウを生かしながら、パソコン教室に新しい付加価値(認知症予防)を生み出し、収益性と社会貢献性の両方とも実現すること。そして日本の抱える社会問題の解決の一助につながることを目的に、ICT×認知症予防「脳×元気®」プログラムは『地域型認知症予防プログラム』を土台に開発されました。

「脳×元気®」プログラムのコンセプトは、暮らしに役立つICTの利活用を楽しく学びながら、脳を元気にしていくことです。

-ICTを活用した高齢者が長く楽しめる認知症予防プログラム-

 本プログラムは6人程度のグループワーク形式で行われ、暮らしを便利に、人生を楽しくするICTの利活用を習得しながら、認知症予防につながる知的活動や人とのつながりを習慣化していきます。毎回の授業の中で、ICTを実生活に応用できるスキルの習得、人とのコミュニケーション、認知症になる前に低下する脳の3つの認知機能である 「エピソード記憶」「注意分割機能」「計画力」を鍛える知的活動を行います。これらの活動の習慣形成を通して、認知症になりにくい体づくりを目指していきます。

 具体的には、個人目標(パソコンのスキルを取得するなど)を持つことを促すと同時に、クラス目標(仲間と旅のしおりを作成するなど)も設定します。旅先の情報をインターネットで調べたり、皆で旅行の計画を立て、旅先で撮った写真をアルバムにするなど、パソコンやタブレットを実生活で利用するシーンを題材にしたカリキュラムとなっています。学んだことをそのまま暮らしに活かせるので、高い満足感と達成感を得られやすく、長期間に渡る継続学習(通学)が実現されます。

 

 ICT×認知症予防「脳×元気®」プログラムは、教室様と生徒様の多様なニーズに対応するべく、パソコン版とタブレット(iPad)版の2コースがあり、いずれも長期継続を実現するカリキュラムをご用意しています。(継続カリキュラムは開発を続けており、順次ご提供中)

※2017年春Android対応がスタートしています。

-長期継続を実現する「脳×元気®」プログラム-

 「脳×元気®」プログラムが採用した目的型ポピュレーション・アプローチには、パソコン教室で取り組むにあたり、長期の継続がしやすいというメリットがあります。高い指導技術を持つ人材を育成する必要がありますが、ウォンツ・ジャパンではその人材育成を充実した研修体制でサポートしています。その他にも、インストラクターのスキルと社会的地位の向上を実現する「認知症予防活動支援士」認定制度(一般社団法人元気人)も用意しております。他には真似できない高い価値の創出を実現しています。

 

 テレビや雑誌でもよく取り上げられる、計算ドリルや記憶ゲームなどの脳トレは、訓練型ポピュレーション・アプローチにあたります。対象者1人あたりの運営コストが低く、誰でもすぐに取り組めるというメリットがある一方で、訓練の内容が単調であることが多く、長期に継続することが困難というデメリットがあります。そのため継続通学が重要な要素であるパソコン教室経営においては、収益性の確保を難しくしています。


 ウォンツ・ジャパンとして、認知症予防に取り組むと同時に実現したいことがあります。ICT利活用を伝えることで、高齢者の生活を便利に、人生を豊かにするというミッションです。地域に根ざしたパソコン教室と共にその使命を果たしていきたいと願っています。


 そのためには、パソコン教室が収益をあげて事業を存続させていく必要があるのです。それ故に、ウォンツ・ジャパンとして、事業の担い手であるパソコン教室の収益が見込める「脳×元気®」プログラムを開発したのです。

-なぜ、目的型ポピュレーション・アプローチをとったのか?-

 認知症予防に関する地域支援事業にあたっては、「認知症予防・支援マニュアル」が公表されています。地域の高齢者を対象とした認知症予防のアプローチ方法として、大別してハイリスク・アプローチとポピュレーション・アプローチがあります。前者がMCI(軽度認知障害)をもつハイリスクの人たちのみを対象とする一方、後者はMCIをもつ人も健康な人も区別なく、地域全体の高齢者を対象として事業を行うものです。

  ポピュレーション・アプローチには、「生きがい型」「目的型」「訓練型」と3つのアプローチ方法があります。ウォンツ・ジャパンが開発した「脳×元気®」プログラムは、目的型ポピュレーション・アプローチに位置付けられます。プログラムの内容は、多くの高齢者が興味を持って長期的に継続していけるもの(パソコン、iPadなど)で行うため、認知症予防の効果が期待でき、かつ高齢者のQOL(人生の質)向上や生きがいづくりも実現しています。