−ICT×認知症予防事業 概要−

認知症予防×タブレット教室「いきいきクラス」とは


高齢者向けパソコン教室事業を長年運営してきた経験を元に、従来の教室事業の経営資源やノウハウを生かしながら、教室に新しい付加価値(健康増進)を生み出し、収益化と社会貢献を両実現すること。そして日本の抱える社会問題の解決の一助につながることを目的として、「脳×元気®」プログラムを開発しました。

 

本プログラムを取り入れた講座は、タブレットを活用した認知症予防講座「いきいきクラス」として25都道府県、全国67校にまで拡がりを見せています。「いきいきクラス」のコンセプトは、暮らしに役立つICT(パソコン・タブレット)の利活用を楽しく学びながら、脳を元気にしていくことです。

いきいきクラス授業風景
いきいきクラス授業風景
いきいき体操教室風景
いきいき体操教室風景

-タブレットを活用した高齢者が長く楽しめる認知症予防プログラム-


6人程度のグループワークで行われ、「暮らしを便利に、脳を元気に」をコンセプトに、高齢者のニーズが高い、ICT(パソコン・タブレット)の利活用を楽しく学習しながら(知的活動)、認知症予防に取り組む講座です。

毎回の授業の中で、ICTを実生活に応用できるスキルの習得、人とのコミュニケーション、認知症になる前に低下する脳の3つの認知機能である「エピソード記憶」「注意分割機能」「計画力」を鍛える知的活動を行います。これらの活動の習慣形成を通して、認知症になりにいく体づくりを目指していきます。

具体的には、個人目標(パソコン・タブレットのスキルを取得するなど)を持つことを促すと同時に、クラス目標(仲間と旅行の計画を作成するなど)も設定します。旅先の情報をインターネットで調べたり、皆で旅行の計画を立て、旅先で撮った写真をアルバムにするなど、パソコンやタブレットを実生活で利用するシーンを題材にしたカリキュラムとなっています。学んだことをそのまま暮らしに活かせるので、高い満足感と達成感を得られやすく、長期間に渡る継続学習(通学)が実現されます。

 

「いきいきクラス」は、時代変化と急増するお客様のニーズに対応するために、現在、タブレット(iPadAndroid対応)を活用し、多くの教室様で新規顧客の獲得と長期継続を実現しています。 

-プログラムの有用性-


2014年5月ITヘルスケア学会 第8回年次学術大会にて論文「認知症予防を目的としたパソコン教育手法の効果と有用性」を発表
2014年5月 ITヘルスケア学会 第8回年次学術大会にて学術発表

(株)ウォンツ・ジャパンが運営する直営教室「タブレット&パソコン教室ウォンツ!福井本校」において実施した尺度評価調査では、プログラム参加者に対する効果の優位性が認められました。

 

その調査研究をまとめ、20145月にITヘルスケア学会 第8回年次学術大会(東京)にて、論文「認知症予防を目的としたパソコン教育手法の効果と有用性」を発表しました。

 

エビデンス(効果/有用性)について

-プログラムのアプローチ-


認知症予防に関する地域支援事業にあたっては「認知症予防・支援マニュアル」が公表されています。地域の高齢者を対象とした認知症予防のアプローチ方法として、大別してハイリスク・アプローチとポピュレーション・アプローチがあります。前者がMCI(軽度認知障害)をもつハイリスクの人たちのみを対象とする一方、後者はMCIをもつ人も健康な人も区別なく、地域全体の高齢者を対象として事業を行うものです。

  ポピュレーション・アプローチには、「生きがい型」「目的型」「訓練型」と3つのアプローチ方法があります。ウォンツ・ジャパンが開発した「脳×元気®」プログラムは、「生きがい型」ポピュレーション・アプローチに位置付けられます。

 

プログラムの内容は、多くの高齢者が興味を持って長期的に継続していけるもの(パソコン、タブレット)で行うため、認知症予防の効果が期待でき、かつ高齢者のQOL(人生の質)向上や生きがいづくりも実現しています。

-他のプログラムとの違い-


「脳×元気®」プログラムが採用した「生きがい型」ポピュレーション・アプローチには、パソコン教室で取り組むにあたり、長期の継続がしやすいというメリットがあります。高い指導技術を持つ人材を育成する必要がありますが、ウォンツ・ジャパンではその人材育成を充実した研修体制でサポートしています。その他にも、プログラムを実施するインストラクターのスキルと社会的地位の向上を実現する「認知症予防活動支援士」認定制度一般社団法人元気人)も用意しております。本資格は、一言でいえば、認知症予防の専門的知識と実践スキルを併せ持つ「予防活動を支援するプロフェッショナル」を証明する資格です。それ故、他には真似できない高い価値の創出を実現しています。

 

 テレビや雑誌でもよく取り上げられる、計算ドリルや記憶ゲームなどの脳トレは、「訓練型」ポピュレーション・アプローチにあたります。対象者1人あたりの運営コストが低く、誰でもすぐに取り組めるというメリットがある一方で、訓練の内容が単調であることが多く、長期に継続することが困難というデメリットがあります。そのため継続通学が重要な要素であるスクール経営においては、収益性の確保を難しくしています。

 

 ウォンツ・ジャパンとして、認知症予防に取り組むと同時に実現したいことがあります。ICT利活用を伝えることで、高齢者の生活を便利に、人生を豊かにするというミッションです。地域に根ざしたパソコン教室と共にその使命を果たしていきたいと願っています。

 

 実現のためには、パソコン教室が収益をあげて事業を存続させていく必要があります。それ故、ウォンツ・ジャパンとして、事業の担い手であるパソコン教室の収益が見込めるアプローチを土台に、「脳×元気®」プログラムを開発したのです。

「脳×元気®」プログラム5つの特長

(1)中高年専門の教材制作会社による教材・プログラム開発


株式会社ウォンツ・ジャパン

東京大学 高齢社会総合研究機構 矢冨直美先生監修
東京大学 高齢社会総合研究機構 矢冨直美先生監修

中高年専門の教材制作会社。教材導入実績370校以上。

ICT利活用の習得と認知症予防を実現する「脳×元気®」プログラムを開発。

本プログラムを導入した教室は、現在、全国67校(2018年10月現在)で導入され、高い評価を受けています。

プログラムで使用するテキストは、大きな文字やイラスト、見やすいフルカラー、

わかりやすい解説が特徴。脳の認知機能を鍛える課題も収録。

(2)認知症予防研究の第一人者による監修協力


監修:東京大学 矢冨 直美 先生

 東京大学 高齢社会総合研究機構 特任研究員

 

認知症予防研究の第一人者。

東京都老人総合研究所(現:東京都健康長寿医療センター)における認知症予防世田谷研究などを主導。

地域型認知症予防プログラムの主たる開発者であり、厚労省の認知症予防・支援マニュアルの中心的執筆者。

ウォンツ・ジャパンが開発した認知症予防「脳×元気」プログラムにおいては、プログラムの設計開発及びプログラム進行に必要な教材の監修で協力をいただく。

(3)研究機関との連携 プログラムの有用性を発表


東海大学情報理工学部コンピュータ応用工学科 教授

浅川 毅 先生

早期認知症の発見を目的とした診断支援システムなど、医工学分野での研究実績多数。

浅川先生の指導のもと、2014年5月、東京五反田開催の「第8回ITヘルスケア学会 年次学術大会」にて、論文「パソコン教育手法の効果と有用性」を発表。「脳×元気®」プログラムの有用性実証研究で協力いただく。

(4)講師は「認知症予防活動支援士」有資格者


プログラムを実施する講師は、「認知症予防活動支援士」の有資格者。

認知症予防活動支援士とは、地域に認知症予防の啓蒙を行い、対象とする人の予防活動の実践と習慣化を支援する、

認知症予防のプロフェッショナルを育成する資格。一般社団法人元気人にて、認定。

高い指導者スキルと専門的知識を持つ中高年専門講師が対応。

(5)講師育成のプロフェッショナルによる研修


一般社団法人 ICT能力開発協会 名誉講師 青山 司 先生

元マイクロソフトICTマスター制度のカリキュラムを開発。

「すべての人にICTの利活用を」を旗印に、「共育」の理念で全国4,000名を超える講師を育成するなど、人材育成のプロフェッショナル。

日本マイクロソフトと各都道府県の「地域活性化協働プログラム」に携わり、全国各地にて、地域のシニアICTリーダー養成講座を担当。

いち早く、認知症予防の重要性に着目し、各行政機関や社会福祉協議会をはじめとした公共団体などと連携して普及および深化に取り組む。

現在、「認知症予防活動支援士」の人材育成プログラムを監修